誰も教えてくれなっかった幼児期の視力発達について絶対しない方が良いこと
あなたは幼児期についてご存知ですか?
成長には出生前期・新生児期・乳児期・幼児期・学童期・思春期とあります。
具体的には以下の内容になます。
成長段階の分類
分類 | 年齢 | 特徴 |
出生前期 |
細胞期:0−14日 胎芽期:14ー9週 胎児期:9週ー出生 |
受精から着床まで 臓器の形成 臓器の成長 |
新生児期 | 出生ー生後4週 |
一時的体重減少 原始反射・哺乳反射 |
乳児期 | 生後1年未満 |
身体・体重の増加 乳歯の萌出・哺乳・離乳 |
幼児期 | 生後1−6年 |
歩行開始、言語発達 自我の芽生 咬合の完成 情動分化の完成 |
学童期 |
生後6年ー12年 |
修学、永久歯の萌出 精神・運動機能の発達 |
思春期 |
生後12−18年 または20年 |
永久歯咬合完成 第二次性酸 |
ここで視力についての発達時期は幼児期になります。
6歳までには視力は大人と同じに成長します。
成長・発達・発育の違いはなに?
今回は、お子さまの成長・発達・発育の言葉の使い方について解説していきます。
目についてこの概念を知っていただくには、ものすごく大切になります・
発育とは成長と発達を総合的にとらえた概念になります。
成長:成長とは身体や体重のように形態的な増加のことになります。
発達:発達とは運動や言語、精神などの機能的な成熟の意味として用いられている。
視力は目の発達にあたります。
発育の5原則
成長発育では、多彩で多様な現象が見られますが、そこにはある原則があります。
・発育順序:発育は一定の順序で進行(例:よちよちから一人歩きなど)
・発育速度:スキャモンの臓器発育曲線のように発育速度は異なる(例:神経型と一般型)
・方向性:中心部から抹消部屁などの方向性があります。(例:粗大運動から指先の運動)
・個体性:発育が進むと個体差(例:肥満型と痩せ型)
・臨界期:発育の決定的な時期があります(例:言語取得時期など)
スキャモンの発育曲線について
発育パターンは臓器によりそれぞれ異なります。
20歳を100%とした各臓器の発育量を出生時からプロットした曲線。
スキャモンは各臓器の発育の特徴を4つに分けました。
神経系
スパートが最も早い!学童期には成人に近い発育量を示します。
脳・頭蓋骨・脊髄・視覚期などが神経型です。
一般型
乳幼児期と思春期にさかんな発育を示します。発育曲線はS字状のシグモイド曲線。
骨格や筋肉、呼吸器、消化器、循環器などが多くが一般的。
リンパ型
乳幼児期から学童期にかけて発育は急激。12歳ごろには成人の2倍に近いです。
リンパ腺や胸腺、扁桃腺などがリンパ型です。
生殖型
生後10年はほとんど発育が見られず、思春期に入ると急激な発育を開始。
子宮、卵巣、睾丸などが生殖型です
幼児期で要注意したいこと
ここまで発育についての説明したのには理由があります。
ここで、お子さまの成長において、幼児期を思い出していただきたいのですが
幼児期には、お子さまは歩行開始・永久歯の萌出・精神、運動機能の発達です。
幼児期は生後1−6年なので1−6歳の間にお子さまの発達がうまくいかなくなる
と発達障害になります。
この幼児期にスマホやタブレットばかり扱ったり、見たりすることで視覚野が
上手に成長しないことで近視や視機能がうまく育たないならまだしも、脳に障害も出るということが
起こります。
近年、スマホの操作が早年化してきています。2歳や3歳でスマホを操作して遊ぶ子供が増え
近くを長時間見る傾向が増えてきました。
本来、育たなければならに遠方を見る力が、近方ばかり見ていることで
目の筋肉の毛様体筋の伸縮運動ができずに育ち、目の毛様体筋がリラックスできず
常に筋緊張状態で近視が進行してしまうという現象ができてしまいます。
目の機能だけでなく、発育の5原則が上手く発育できなくなっている。
幼少期のスマホやタブレットは極論をいうならば、触れさせないことです。
まとめ
お子さまの発育には大切な学ぶべき時期があります。
しかし、スマホの普及やTV・PCの普及により遠くを見る機会がなくなっています。
実は、お子さまがスマホを操作することも問題ですが、子供は親の背中を見て過ごします。
お子さまがスマホを操作するのではなく、親がスマホを操作してお子さまの関心や触れ合う時間が
少なくなっているのではないでしょうか?
この時代だからこそ、もっとお子さまに関心を持ってもいいのではないでしょうか?