姿勢保持の役割をする大事な反射とは
今回は姿勢保持の役割を担う重要な反射についてです。
お子さまの姿勢が悪い理由として、目からきているお子さまがほとんどです。
ですので、正しく前庭感覚が発達していないか、弱いかのいずれかになりますが
その中でも、【前庭動眼反射】についてお話してくれるところはすくないです。
前庭動眼反射とは
前庭動眼反射とは、
視機性眼球反応とともに姿勢保持の役割を担う重要な反射になります。
人間の頭の3次元の動きには側頭骨にある前庭器で感知され、その情報は前庭神経核と前庭小脳に伝えられます。
VORを中継する前庭神経核の神経細胞は外眼筋の運動神経核群に興奮性もしくは抑制性の出力を送り、頭の動きを補正するような眼球運動を誘発します。
VORと視機性眼球反応の働きにより、頭が動いても眼球の網膜に写る像がぶれずにすむ。
小脳片葉は、運動学習のメカニズムにより、VORの効率(利得)を調節する。
専門用語が多くてなにがなんだかわからないと人も多いとおもいますが、
簡単に説明すると目標物をみながら体を右に向けると、目は左に動くことや、走っているときにものがはっきり見えることを前庭眼球反射という。
前庭動眼反射を促す
赤ちゃんの間に抱っこをしながら動くことはものすごく大切です。
近年、赤ちゃんを抱っこせずに出かける親も増えてきました。
公園で遊ばなかったり、ベビカーだけもあまりよくないです。
前庭動眼反射が促さるのは、お母さんお父さんの抱っこで動き回ってくれることです。
これにより、人のぬくもりを感じ愛情が育ち
目の間隔の前庭動眼反射も育つということなので
しっかり追視できるようにするためには、
まずは赤ちゃんを移動させて
動く景色を見せるようにすることが大切。
すると、前庭動眼反射が促され、
目がしっかり動くようになる。