モノの見え方と目の使い方
モノの見え方と目の使い方
実は、見ることは簡単なようで難しいことなのです。
普段なにげなくものを見ているので、本人自身が見えていると感じておりますが
その見えているが正しくなかったとしたらあなたはどう感じますか?
今回はモノの見え方と目の使い方につにて解説させいただきます。
右目と左目の2つの目のバランスが大切
人には目が2つあり、2つの目でモノを見ています。
2つの目を使うということは、
- ・広い視野を得ることができる
- ・モノの奥行きや立体感をより感じることができる
- ・平衡感覚を保つことができる
- ・視力が向上する
上記のように、私たちは左右2つの目で見ることで、立体的に外界の情報をとらえています。
眼球には「外眼筋」と呼ばれる6本の筋肉で、左右それぞれを支え、動きをコントロールしながら、モノを見ています。
例えば、近くを見るときは眼球が内側を向くように筋肉を動かし、遠くを見るときは眼球の間の角度を開くように動かしています。
これを基本に、上下・左右・斜め・遠近と眼球を運動させているのです。
私たちは、左右同じように眼球を動かしていると思いがちですが、それぞれにクセがあり、偏った動かし方をしている人がほとんどなのです。
もっと快適に見えるように、2つの目をバランスよく使う必要があります。
個性がある目の使い方
目の使い方には、人それぞれ個性があります。
この個性は眼の筋肉に刻み込まれ、どのようにモノを見ているかという目の使い方の個性がわかります。
ですから一人一人、見る力や見方が違うのです。
集中力が高く、我慢強い人
・両眼を内側に寄せる力が強い
まわりがよく見え、気がつく人
・広く眺めるように目の筋肉を使う
私たちは、目の使い方の個性により、日常生活の中で知らず知らずのうちに、
眼球の動きに偏りをつくってしまい、視力低下や眼精疲労、頭痛や肩こり、姿勢のゆがみなどを引き起こしているのです。
自分のクセや両眼の使い方を知り、改善することで目へのストレスを軽減できるのはご存知でしたでしょうか?
そして、目を鍛えることは運動能力を高めたり、怪我や事故を未然に防ぐことにもつながります。
不安や悩みがあるとき、2つの目は強く内側に無意識のうちにを向く傾向があります。
「早くしなければ!」と焦ってデスクワークしているときには、気持ちだけでなく目にも大きなストレスがかかっているのです。
リラックスするには遠くを眺め、目の運動を取り入れることでより緊張が和らぐのです。
そうすれば、ストレスが軽減され、能率アップできるはずです。