あなたのお子さま姿勢が悪るくないですか?視力低下と姿勢の関係
あなたのお子さまは姿勢が悪くないですか?
スマホの普及もあり近年お子さまの姿勢だけでなく
大人の姿勢も悪人が増えてきています。
姿勢と視力?と感じられる方も少なくないでしょうが
姿勢と視力はものすごく関係があります。
姿勢反射って?
姿勢反射とは体位反射とも呼びます。
姿勢の保持や運動には、その時に適している筋緊張や、身体の各部位の位置関係が重要ですが、姿勢反射は、それらを自動的に調整してくれる反射のことを言います。
姿勢反射の中に含まれる、代表的な反射は、原始反射、立ち直り反応、平衡反応の3つです。
この3つの反射がしっかり出来ていないと、視力の低下になぜ関係するのか?
原始反射は、新生児から成長発達につれて消失し、徐々に立ち直り反応や、平衡反応が出現して、姿勢反射が完成します。
そしてこの立ち直り反応、平衡反応は、姿勢制御に大きな役割を担っています。
このような反応が、可動域や筋力などの要素と加わって、バランスが維持されています。
発達障害などので中枢神経系が発達しないと、原始反射が消失していないので、運動を阻害します。
そして未発達部位にもよりますが、立ち直り反応、平衡反応が成長しないで、円滑な運動ができなくります。
姿勢反射がしっかり成長しないと、赤ちゃんの反射が残っていると言っても過言ではないです。
では、この姿勢制御に重要な立ち直り反射と平衡反応の2つの反射を順に解説しま!
視覚と立ち直り反応
立ち直り反応とは、頭‐体幹‐四肢の位置関係を適切に保ち、自動的に正常な姿勢に修正する反応のことを言います。
この反応が欠如すると、空間で頭部を垂直に保てず、姿勢を保持することが難しくなります。
確認の方法によって、下記の4つに分類されています。
- 頸の立ち直り反応
- 体に対する立ち直り反応
- 頭部に対する迷路性立ち直り反応
- 頭部に対する視覚性立ち直り反応
頸部の立ち直り反応
頸部と体幹が捻じれている場合に、適切な位置に戻そうと、頸部の位置に合わせて体幹や骨盤の回旋が見られる
体に対する立ち直り反応
体幹や骨盤の回旋が起こった場合に、適切な位置に戻そうと、体幹に合わせて、頸部や肩甲帯の回旋が起こる
寝返りが苦手な患者さんなどは、こういった立ち直り反応を利用して、頸部や体幹の回旋を加えて、寝返り動作などを促通すると良いでしょう。
頭部に対する視覚性立ち直り反応
体を前後左右に傾けても、視覚からの情報で頭部を垂直に戻す反応のことを言います。
頭部に対する迷路性立ち直り反応
目隠しをして、体を前後左右に傾けても、前庭機能からの情報で頭部を垂直に戻す反応のことを言います。
立ち直り反応というのは、『頭‐体幹‐四肢の位置関係を適切に保ち、自動的に正常な姿勢に修正する反応』のことを言います。
なので、座位や立位で、リーチや重心移動をしてもらい、頭部や、肩甲骨、体幹の傾きを評価するのも、強いて言えば、立ち直り反応の評価なので、問題ないのではないではないかと、わたくは思います。
実際に立ち直り反応が悪い患者さんは、こんな感じで頭部が垂直に保てず、肩甲骨のラインも水平ではありせん。
平衡反応とは
バランスが崩れて、転倒の危険性があると、頭部、体幹、四肢をコントロールして、平衡を保ったり、支持基底面を拡大しようとする反応です。
個人的に、立ち直り反応と平衡反応の違いに関して
立ち直り反応は、重心が支持基底面内で移動している場合に起こる姿勢制御で平衡反応は、重心が支持基底面外にはみ出そうとした場合に起こる姿勢制御。
というイメージです。
代表的な、平衡反応は、下記の4つです。
- 傾斜反応
- 保護伸展反応
- ポップ反射
- ステップ反応
お子さまの平衡感覚を育てることは最も大切なことになります
姿勢を維持できないと、視覚野の成長を疑いましょう。
傾斜反応
地面が傾斜した際、頸部、体幹が傾斜した側に側屈する現象です
保護伸展反応
座位で外乱を前後左右に行うと、上肢が伸展し、手をつこうとします。
ホッピング反応
立位で前後左右に倒れそうになった際、倒れないように足を踏み出す反応です。
ステッピング反応
片脚立位のときに、前後左右に倒れそうになった場合、足を踏み出す反応です。
動作レベルの評価や、反射の成熟の度合い、プログラムの立案や効果判定などに使用します。
中でも、平衡反応の評価は、安静度の決定などに、重要な判断材料にもなります。
とてもキレイに歩けてても、ホッピング反応が不十分であれば、高い確率で転倒してしまいます。
そうなれば、バランスを崩す要素が多い屋外歩行は、少し厳しいかもな。と見当がつきます。
姿勢を保てない原因が、姿勢反射が欠如している要素が大きいのか、それ以外の要素が大きいのか、それとも両方の要素が大きいのかなども、その他の評価結果や動作分析等を行い区別していきます。
なので、先ほども言った通り、結果を陽性、陰性などで終わらせず、なぜ反応が出ないのか?を評価結果や動作と絡めて総合的に考える必要があります。