お子さまの視力が急に下がって、焦っているあなたに

学校の視力検査でB判定以下をもらった親御さんは少なくないはずです。

現在、子供たちの視力低下がとまりません。

2015年に文部科学省がまとめた学校保健統計調査によると、裸眼視力が「1.0未満」の小学生の割合は30.9%と過去最高になりました。

幼稚園児も増加の傾向にあり、中高生は半数を超えています。

現代社会においてスマートフォン(スマホ)や携帯ゲーム機などの長時間利用が視力の低下の一因と言われています。

ここでは、お子さまの視力低下の原因を探っていきたいともいます。

視力の悪い子どもが増加中!なぜ、近視になるの?

近視とは、近くはよく見えるのに遠くはぼやけて見える。

近視が進むと、生活が不便になるので、メガネで矯正しなければ遠くは見えないので

黒板を見ることや、運動する際に不便を感じます。

あなたのお子さまが友達と遊んだりスポーツをしたりと、元気に走り回るわが子には、できればメガネはかけさせたくないというのが親の心境ですよね。

しかし、残念なことにあなたの世代と比べて近視の低年齢化が進んでいます。

これはなぜだと思いますか?

そもそも、なぜ近視になるのでしょうか?

じつをいうと、近視のメカニズムはいまだに解明されていません。

しかし、最近の研究で、眼軸(角膜から網膜までの眼球の長さ)が必要以上に伸びることが、近視の症状を引き起こしているということが分かってきました。

眼軸は、近くのものを長時間、集中して見続けることで伸びます。

ゲーム機やスマートフォンの普及によって、近くを凝視することが多くなり、子どもの近視が増えたと予想されます。

遺伝の影響も大きいと言われておりますが、実際に近視人口が増えているとのことで、遺伝であればここまで増えることがないので、遺伝の影響はあるがそこまで多くないです、実際は親が近視だと生活環境が同じになるので、お子さまもその生活環境になることで近視になります。

ですから、両親が近視の子どもは、そうでない子どもに比べて、近視になる確率が高いと言われています。

近視は8〜16歳に最も進みやすく、20歳を過ぎるとあまり進まないと言われてきていますが、近年ではスマホ・パソコンの普及で凝視することが増え20歳以上でも近視になる方が増えてます。

お子さまの近視のサインを見逃さないで

お子さまの近視は、気づかないうちに少しずつ進みます。

そのため、視力の低下を自覚しにくいのだそう。しかし、実は一番はお子さまの自覚よりもお子さまは自分の見え方に疑いもしません。何故ならば、他の人の見え方がわからないからです。当然、親もお子さまの見え方は分りません。

ですので、知らず知らずのうちに近視はお子さまの成長とともに近視も成長してしまいます。一番怖いのが、進行がものすごく早いことです。6月まではものすごく目が良かったのに、夏休みが終わったら0.1をきっているということは少なくありません。

大半のお子さまの視力低下は、休み明けが多いいです。

なので、年に一度の視力検査で、「え!?こんなに視力が落ちちゃったの?」とびっくりするケースも多いです。

だからこそ、近視のサインにいち早く気づき、早めの対処が大切になるのです

「景色などを見るとき、子どもが目を細めていたら、それは近視のサイン。目を細めると、遠くのピントが合いやすくなりますから。」

それでも、ゲーム機や本などに顔を近づけているからといって、必ずしも近視ではないです。

子どもは大人と違って、近くを見ても目が疲れないため、夢中になると、よく見ようとして、近づいてしまうのです。

 

正しい生活習慣を身につけて近視を予防しよう

お子さまにゲーム機やスマートフォンをやらせなければ、目は悪くならないのかもしれません。

でも、お子さまにも事情がありますのでそういうわけにはいきません。

では、どうすれば子どもの近視を防げるのでしょうか。

「1日30分以上ゲーム機で遊ぶ子どもは、そうでない子どもより近視が進みやすいことが分かっています。一方、2008年の台湾で行われた調査から外遊びの時間が長い子どもは、近視になりにくいと言われています。」

特にゲーム機やスマートフォンは、テレビやパソコンに比べて画面が小さく、どうしても目を近づけてしまうため、近視を加速してしまうのです。

近視を予防する日常生活の注意点

  1. ゲームは1日30分以内に制限する
  2. テレビ、読書、勉強、ゲームをする際は、部屋を明るくし、目の負担を軽くする
  3. 正しい姿勢を保てるよう、成長に応じてイスや机の高さを調節する
  4. 片方の目に負担がかかるため、寝転びながら読書やゲームをしない

悪くなった視力はどうしたら回復するの?

まず、視力が悪くなった理由を探る必要があります。

みなさん大半、視力低下したことに心あたりがあると思います。

このように、生活を見直し、近視を予防するのがベストの対処法。

でも、近視になってしまった場合、改善する方法はあるのでしょうか?

近視にもみなさん知らない方が多いですが、4種類の近視があります。

「屈折性近視」「仮性近視」「軸性近視」「病的近視」

1.角膜・水晶体が原因の「屈折性近視」

角膜のカーブが強かったり、リラックスした状態での水晶体の屈折力が強かったりすると、眼球の奥行きが正常でも、ピントが網膜より手前で結ばれてしまいます。この角膜や水晶体の屈折により起きる近視を「屈折性近視」といいます。

しかし、治らないからといって、近視を放置するのはいけないと宮浦先生。放置すると、どんどん進行するだけではなく、緑内障など他の病気を引き起こす可能性もあると言います。

2. 一時的に見えにくくなる「仮性近視」

近くをずっと見続けていると、水晶体の厚みを変えてピントを調節する筋肉「毛様体筋」が疲れて痙攣(けいれん)して元に戻らなくなってしまうことがあります。

すると、ピントが近くに固定されたまま、一時的に遠くが見えにくくなることがあります。これが一般に「仮性近視」と呼ばれているものです。

小学生で突然目が見えにくくなったときは、仮性近視がまず疑われます。

毛様体筋の緊張をとることで元に戻ります。

3.眼球の長さが原因の「軸性近視」

角膜から網膜までの長さを「眼軸長(がんじくちょう)」といいます。

日本人の成人の場合、眼軸長の平均は約24mm程度です。

この長さが数mmでも長くなると、ピントが網膜より手前で合ってしまい、遠くが見えにくくなります。

これを「軸性(じくせい)近視」といいます。近視の多くが、この軸性近視です。

4.失明することもある「病的近視」

眼軸長の伸びるスピードが非常に早い、眼球の後部に異常なふくらみができるなどして、メガネなどで矯正できないような視力障害をともなうものを「病的近視」と呼びます。

子どものころから発症することが多く、眼球の変形にともない、合併症として網膜や神経の障害を引き起こし、失明の危険もある深刻な近視です。

 

つまり上記の4つの近視を知り、ゲームやテレビなど、必要以上に目を酷使していないか、子どもを見守ってあげることが大切なんですね。

将来、強い近視にならないためにも、親がしっかりサポートして生活スタイルを見直してあげましょう。

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