自閉症スペクトラム障害(ASD)とは
目と脳のトレーニング教室あいのて
トレーナーのGO KUSABAです。
今回は目とも関係している神経発達について
「自閉症」についてです。
自閉症スペクトラム障がいは約500人に1人いると言われています。
症状が軽い人たちまで含めると、約100人に1人いると言われています。
男女比率は4:1で、男とこの子に多く見られます。
遺伝的要因も指摘されていて、自閉症スペクトラム障がい者の近親者では、
発生頻度が約5-10倍という統計もあります。
人との社会的関係の形成の困難さ
他の人と関わりたがらず、仲間に入れない
周りの世界に無関心
協調・共感が出来ない (他人の心の動きを推し量る能力に障害があるため、 相互の人間関係に疎い、 会話やその場の雰囲気を理解出来ない、 冗談を冗談と受け止めず真に受けてしまう、 言外の意味を捉えられない など、対人関係に問題を生じやすい。)
視線をそらす
人の表情や感情を読み取るのが苦手
【乳幼児期】おとなしい・手がかからない・親への愛着が乏しい・呼んでも振り向かない
言葉の発達の遅れ・コミニケーションの困難さ
言葉がない・遅れ(言葉を使って話しかけようとしない)
オウム返し
人称代名詞の逆転 (他人のすることを自分の立場に置き換えられずにそのまま真似するため、 手のひらを自分側に向けてバイバイしたり、 自分のことを「あなた」などの二人称で、相手のことを「わたし」などの一人称で呼んだりする。)
その場にそぐわない言葉、抑揚が無く気持ちのこもらない話し方
身振りの意味が解からない
クレーン現象 (何かして欲しい事を言葉で伝えず(伝えられず)、
近くの人の手を引っ張って対象物の所まで連れていく行動をクレーン現象と呼ぶ)
特定のものにこだわり、他のものに興味や関心が狭い
想像力の障がいとそれに基づく行動の障がい
(反復的で常同的な 言語・行動、こだわり)
局限した興味や関心、自分のルールを曲げない、柔軟性の欠如
道順、手順、日課などの決まり事の変更・変化への抵抗
体を前後に揺すったり、手をヒラヒラ・パタパタ、ぐるぐる回り
おもちゃ遊びの不適、ごっこ遊びや物まね遊びの欠如
物への不適切な愛着、特定の物・行動に対する執着
人が何を考えているのかの推測不能 (他人の心の動きを推し量る能力の障がい)
の3つの特徴をもつ障がいです。
自閉症スペクトラム障がいのそのほかの特徴
視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の反応が独特、一貫性がない(鈍感と過敏)
おかしな角度からものを見る
赤ん坊の泣き声など特定の音に耳をふさぐ
偏食、拒食、(過食)
臭いをかぐ
肌触りの好き嫌い
抱っこ嫌い
痛みに鈍感
時刻表やカレンダーなど機械的記憶
出来ることと出来ないことの差が激しい(能力がアンバランス)
自傷、他害
パニック
多動
奇声
睡眠障がい
自閉症の原因と対策
以前までは、お医者さんはこのように言っていました。
「自閉症スペクトラム障がいの原因は、親の育て方ではありません。
生まれつきの脳の構造や機能の異常が原因と考えられています。」
遺伝や環境、妊娠中や出産時のトラブルなども原因の一つとされていますが、
はっきりとしたことはわかっていません。
ですから、「まわりの愛情が足りなくて自閉症になった」とか、
「テレビを見せてばかりいたから自閉症になった」とかいうのは間違いです。
自閉症スペクトラム障害は生涯にわたる障がいです。
とこのように言われます。
しかし、このようなことをいう人に注意をしてください。
聞く耳を持ってはなりません。
今や自閉症については海外では様々な研究で、改善しています。
少程度であれば、障害は外れます。
しかし、昔の情報のままの人は薬に頼って、将来その症状と
付き合って行ってくださいとサジを投げるでしょう。
まずは、諦めないでください。
問題があるということは、改善策があるということです
そして、神経発達障害は神経が悪いのです。
この神経を改善させることで、今以上の改善をすることはできるでしょう。