子供の近視って回復する?
今回のご質問は、子供の近視は回復するの?になります
「子供の近視」の視力の回復について
子供のいったん低下した視力は回復するのでしょうか?
とのご質問にたいしては、断定的な表現はできないといえます。
なぜなら、「近視」と一口にいっても、
軽いものから強度のものまで、さまざまだからです。
「仮性近視」という状態があります。
これは、じつは「近視」ではなく、その”一歩手前”の状態。
なぜなら、毛様体筋(もうようたいきん)という目の筋肉が、
たんに「肩こり」のように、こり固まっているだけだからです。
そこで、”肩こり”をほぐしてあげるように、早期に適切な視力回復トレーニングをほどこせば、
視力は改善していきます。子供の視力なら、なおさら治りが早くなります。
ではそれ以外の、眼球が変形してしまった「本物の近視」は、視力回復できるのでしょうか?
視力0.1以上であれば、適切なトレーニングを行なうことによって、ある程度までは回復していくと考えています。
しかし、視力0.1以下の強度の近視となると、トレーニングによって、完全に、
もとの状態にもどすことは難しいと、一般にはいわれています。
「軸性近視」は、”眼球が長く変形しており、たんなる筋肉のコリではない”からです。
しかし、たとえ「強度の近視」であっても、視力回復は不可能ではないと考えます。
どんな難病や症状でも、けっして治らないとは誰も断定できません。
最大限に、自身がもつ「自然治癒力」を発揮することによって、現代医学が見放した難病が治癒した例があるのです。
目も同様に考えてみましょう。たとえ眼球が伸びた「強度の近視」でも、治らないとは誰も断定できないのです。